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弱冠21歳の青年と海辺へドライブ・・

2010年2月9日・・天気は曇りから雨模様

 また雨模様の日に塵埃記を進めます。昨日は新聞の休刊日でした。前日の夜は、酒を浴びるほど飲みました。でも弱くなっているのに気づきましたね。スナックに行く前に、我が家で2合飲んで行き、お店で6合ほど飲みました。我が家に帰ってきまして、ポテチンと眠りこけてしまいましたね。

 戯言はさておいて、本題に入りますね。休刊日にドライブに行くことに決めていました。だいぶ前の当直の時に、小生を慕ってくれる配達員の青年(ひきこもってました。現在も昼はひきこもってます。)に、「休刊日に、冬の海を見にドライブするが、ついてくるか・・」と誘っていました。当日の朝一番に電話がありました。「僕、行ってもいいですか・・」と、小生は前の日の酒が効いて、眠っていましたが、「おうっ、行くかー、二日酔い気味だから、昼ごろにこいやー。」ですね。
 彼は、いつものスクーターに乗ってやってきましたね。ヘルメットをかぶったまま玄関から音もなしに入ってきたから、愛犬ドラムに軽く足をかまれましたね。「お前、忍者みたいに入ってくるからやー、こんにちはーと挨拶せんかい。」ですね。

 ドライブ模様を綴りましょうですが、小生の計画では国道250号線を走って、御津町の梅林を見る予定でしたが、なんと開園が2月11日からとネットで知り、まあ海を見れば良いかーですが、生憎の曇り空でした。

 姫路を抜けて相生から250号線に乗るように走りました。途中にヤマダ電機の大きな店がありまして、彼が「呑気さん、僕、炊飯器を買いたいのです。チラシで安いのを見てました。」・・小生は、「よおーっ、炊飯器かー、よしよし・・」ですね。
 長い人生経験で、炊飯器を買う青年を見たのは初めてでして、車の中で笑っていると、彼が「呑気さんは、よく笑いますね。」・・「お前を見ていると笑わずにおれるかー。お前も、自分を笑えー。」ですね。

 250号線に乗って海岸線の景色を楽しみながら走りました。まだ開園していませんが、「綾部山梅林」の前まで行きました。やっぱり門がしまってましたね。そこで、すぐ近くで潮干狩りで有名な「新舞子の海」を、二人で眺めました。彼は、「呑気さん、潮の匂いが・・」と小さく叫びましたね。彼は、中学時代に両親を亡くしています。「子供頃に、お父さんやお母さんと海に来たことを思い出しました。」と言い、その後のドライブも、父母ことを沢山話して聞かせてくれましたね。

 新舞子をでて、「世界の梅公園」へですが、ここも2月11日からでして、門が閉まり入れません。門前に「梅」がみごとに咲いていました。もうこんな状態までになってますね。
 昼飯にでもし様と、彼に牡蠣のバーベキューでも楽しませてやろうと、海岸沿いにある「堀市」と言うお店に連れて行きました。彼は駄目でした。沢山のお客さんで、合席状態でして、とても落ち着いていられないから、「もう少し走りましょう。」と言いましたね。

 次には「室津港」へ、行きました。彼は、何を思って眺めているのでしょうね。車の中で、「呑気さん、僕、ハローワークのパソコンで、漁師を検索しましたが、西脇ではなかったです。」と笑いましたね。小生がげらげら笑うと、彼はまた、「呑気さんは、よく笑いますね。」ですね。

 ここまできたら、赤穂まで行こうとなり、途中の道の駅で、立ち食いの牡蠣のお好み焼きを二人で食べました。美味しかったです(350円)。彼は、道の駅の売店で、なんと米(10k)とチリメンジャコを買いましたね。
 小生が、「お前、炊飯器と米と、スクーターに乗るのかー。」と聞くと、「あっ、そや・・どないやろー。」ですね。まあ、何とかなると言うことで車に積み込みましたね。

 「赤穂岬から見た海」です。晴れ間が出てきましたが、島影がいまいちですね。彼は、「綺麗だなー。」・・小生は気取って彼に、「美しいものを沢山見なさい。」ですね。

 旅の最後に、「赤穂城跡」に参りました。それから「大石神社の前」へと彼を連れて行き、「お前、忠臣蔵を知っているか・・」と聞くと、「僕、知らないのです。」と応えるから、「兵庫県では、一番有名なお人や、図書館へ行って漫画でも良いから読んでおけ。」と言ってやりました。神妙な顔をして、四十七士の銅像を眺めてますね。

 「大石神社」です。改築されたのでしょうかね。新しい感じがしました。小生が、塩味饅頭と塩飴をお土産に買っていると、彼は、おみくじを引いて遊んでましたね。そして、「呑気さん、大吉ですはー、嬉しいです。」と、そのおみくじの内容を大きな声で読み上げてましたね。小生は、「お前、大きな声が出せて、確りと笑えるじゃないかー」とですね。車の助手席で、嬉しそうな顔をしている彼を見て、小生も大吉をもらったような気になりましたね。

 帰りは、竜野から山へ入り、山崎に出て中国縦貫道路で帰ってきました。交通量の少ない山道から、高速道路は彼に運転してもらいました。彼は、免許を持っているのですが、車がなくあまり運転経験がないのですが、運転したそうな風でしたから、また大変安全運転してまして、小生はコンビにによって、缶ビールを買って助手席で飲んで、ドライブを楽しんで我が家にたどり着きましたね。

 青年との楽しいひと時でした。彼が、「僕は、2、3年眠ってましたね。」と言うように、まだまだ子供のようですが、純粋で汚れがないですね。小生は、他の若者より好きですね。この汚れのなさを持続して、少しづつ成長して欲しいと願ってますね。兄弟はいますが、自炊して独立して生きてゆかねばなりませんね。ある意味では、彼は親のいる若者より優れているとも言えますよね。小生が、「米を食え、どんぶり鉢一杯が30円じゃ」と言ったことが、炊飯器と米になったのかもですね。頭を坊主にしてこいも言いました(バリカン買って、自分でやったそうです)。
 稼いだ収入で、生活できることを彼に教えています(幸いに親が残した住まいはあります)。今までは、生きてゆくのが苦しいと思っていたようですが、少しづつ自信がついてきて、逞しくなっているのは感じますね。素直なんでしょうね。小生みたいな呑気者のアドバイスを受け入れてますね。
小生が思いますに、彼は高校時代からはじめての社会人と色々と虐めや不合理に出会ってきたようですが、怒りや拗ねる前に、逃避すること(自分がいなければ、皆が上手く行く)を優先したのだと思いますね。

 62歳と21歳・・我が息子とも二人きりでドライブをしたことがありませんね。職場で彼と出会ったことで、この歳になって初めての経験ばかりでした。彼が、「呑気さん、また誘ってくださいね。」と言ってくれました。ありがたいことですね。と落として、本日の塵埃記を閉じましょう。

 

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コメント

呑気様 こんにちは
感動的な手記を涙混じりに読み終えさせていただきました。
いまは、これ以上言葉を発せられないくらいの、感動の中に居ます。
心深い、情の籠もった暖かい話でしたね。

投稿: ぶちょうほう | 2010.02.12 14:21

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